ニキビの種類と正しいケアを覚えよう

間違いのないケアを

ニキビは毛穴に皮脂が詰まることで発生します。
なぜ毛穴が詰まるかという原因は様々あるのですが、大きく分けて思春期性のものとそれ以外(ターンオーバーの異常、ホルモンバランスなど)に分類されます。

また、ニキビは段階によって色が変わり、その状態によってケアの内容も変化します。
悪化させてしまうと自力での完治は難しくなるため、皮膚科の治療が必要となるため、正しいケアの仕方を理解するというのはケアにおいて大変重要です。
間違えたケアをすると余計に悪化させる、またはいつまでも治らない、再び発生するということにつながるので、まずはどのような種類があるのか、どのようなケアをすればいいのか、という正しい知識を身につけることが大切です。

なぜニキビができるのか

ニキビができるメカニズムは、毛穴に汚れがたまることにより毛穴が詰まってしまい、本来は毛穴からうぶ毛を通じて外に出るはずの皮脂が皮下にたまってしまいます。それが固まりコメドと呼ばれる状態になり、これが初期状態です。
ニキビには様々な原因が考えられるのですが、全ての場合において発生のメカニズムは共通おり、毛穴のつまりが根本原因です。

では、様々な原因とはどのようなことが考えられるのでしょうか。
まずは、10代の子がかかる「思春期ニキビ」です。
これは思春期の頃に頻繁に起きるもので、成長段階にあるため毛穴が未発達であることと、ホルモンバランスが未熟であること、そして皮脂の分泌が多い年代であるために起こります。
年齢と共に症状は落ち着くのもその特徴です。

思春期性の時期を過ぎてからできるタイプを「大人ニキビ」と言います。
こちらは理由は様々で、皮脂分泌が過剰な体質であること、肌のターンオーバーがうまくできていないこと、ホルモンバランスの乱れ、男性ホルモン優位の体質となっていること、などが考えられます。

ケアをしてもよくならない

部位別のニキビケアを

ニキビのできやすい人の中には、長年ずっと治らない、ケアをしても効果が見られない、むしろ悪化してしまった、という人も多いもので、もうこういう体質なのだと半ばあきらめている人も少なくない現実があります。

そういった人の多くは間違えたケアを行っていることが多くみられます。
最も多いのは頻繁に洗顔を繰り返すことです。
ケアにはとにかく皮脂を排除するという考えの元、1日に何度も洗顔を繰り返す人がいますが、それはお肌のバリア機能を弱め、ターンオーバーの不調の原因、つまりニキビができやすい状態にしてしまっているのです。

また、芯を自分でつぶしたり、針を刺して溜まっている膿を押し出したりということをすると、つぶしたところから殺菌が入り、炎症を悪化させてしまいます。
そこまでの荒療治はしなくても、ニキビができている肌にピーリングを行うなど、必要以上に刺激を与えると悪化につながってしまいます。
そして悪化してしまうと痕になりやすくなるため、治療を行ってもきれいに治らないという結果につながることとなります。

正しい知識を身につけることが大事

漠然と皮脂を取り除く、スキンケアをするということを行うのではなく、完治に近づけるケアをするには正しい知識を身につけることが大切です。

皮脂が詰まらないように洗顔をすることは大切なのですが、朝晩の1日2回で回数は十分です。その代わり、朝晩は念入りに洗います。といっても、ごしごし洗うのではなく、ふんわり泡立てた洗顔料で毛穴の中まで優しく洗うことを心がけることが大切です。
また、お風呂ではトリートメントなどが肌の老廃物となり得るため、最後に洗顔を行うことが大事です。

そして、有効なのがビタミンCです。ビタミンCには抗菌・殺菌効果があるため、ビタミンC配合の美容液を肌に塗ることも有効ですし、また一方でコラーゲン生成を促す効果もあるのでビタミンCを多く含む果物などを食べることも効果的です。

また、その原因がホルモンバランスの場合は洗顔やビタミンを摂るぐらいではなかなか改善されない現実がありますが、今は副作用の少ない低用量ピルを服用することで効果がみられるとされているため、クリニックでの治療が有効です。

種類を知って対策を練る ~初期~

赤ちゃんのような肌に

ニキビには段階があり、対策は段階によって異なります。
そのため、自分が今どの段階にあって、どのようなケアをすれば改善につながるのかを知り、適切に対応することが大事です。

まず、ニキビはその段階により色が変わります。
初期段階の中でも初期の症状なのが「白」です。
これは、発生メカニズムで述べましたが、毛穴の中に本来外に出ていくべき皮脂がたまってしまい、固まっている状態です。白く、直径1~2mmの小さくプツプツした状態で痛みや痒みはありません。
この状態の時は、朝晩の洗顔をしっかりすると共に、意識的にビタミンなどを摂取し、睡眠をたっぷりとることが最も効果的です。
気になるからと必要以上に触ったり、厚手のクリームファンデやコンシーラーを塗ることなど、肌に負担がかかる行動はNGです。

次の段階は「黒」です。これは毛穴の中にたまった汚れがより表面に出てきて酸化したもので、まだ痛みや痒みはありません。
これも白い段階と同じくまだ初期なので、基本的なケアで大丈夫です。隠したくなりますが、化粧で隠すと悪化する可能性があります。

種類を知って対策を練る ~悪化~

黒の次の段階は「赤」です。この段階になると痒みや痛みが起こります。
白、黒の段階で毛穴の下にたまった皮脂にアクネ菌が繁殖し、炎症が起きている状態です。
炎症が起きて赤くなってしまった場合は、セルフケアでの完治は難しく、すぐに治したい場合は抗生剤が有効となります。
炎症なので時間が経てば落ち着いて消えることも多々あるのですが、別の菌により炎症が悪化してしまう可能性もあるので、綺麗に治したい場合は皮膚科治療を行う方が好ましいです。

そして、その次の段階が「黄」です。これは炎症を起こしたところに黄色い膿がたまることで黄色くなります。
この状態になるとたとえニキビ自体が消えても皮膚の中で色素沈着を起こすことが多く、それが痕となります。
黄の次は「紫」です。膿に加えて血液がたまっている状態で、腫れを伴い、痛みも強く出ます。
黄や紫まで悪化してしまったら、痕を残さず治すには皮膚科の治療が必要となります。抗生剤を中心に抗菌・殺菌の塗り薬を併用して治療が行われます。

赤、黄、紫の炎症を伴うタイプは早い段階での治療が有効です。

日々の予防・セルフケアが大切

自慢の素肌へ

以上のように、ニキビには段階がある物ですが、赤以降の悪化したものになると病院での治療が最も有効となりますが、それ以前のもの、またはニキビができないためにはセルフケアと予防が大切です。

ホルモンバランスが原因でない限り、予防として有効なことはまずは肌のターンオーバーを正常に機能させることです。
それには洗顔によって肌を清潔な状態を保つと共に、しっかり保湿して乾燥を防ぐことです。肌が乾燥すると角質が硬くなり、毛穴が詰まりやすくなります。
つまり保湿液、美容液などで肌を柔らかくすることで、毛穴のつまりを防ぐことができます。
また、美容液にはコラーゲン生成を促し弾力のある肌を作る手助けとなり、また皮脂を抑える働きも持つビタミンC配合の物を選ぶことも効果的です。
また、油分はアクネ菌が好むものなので、オイルクレンジングや美容オイルの使用はできるだけしない方が好ましく、ゲルやクリーム状のものを使った方が安心です。
そして何より、肌本来の力を奪ってしまう過度の洗顔を絶対にしないようにしましょう。